SGM軽量土工法
Super Geo-Material Method
NETIS(登録番号 CBK-050002-A)試行申請型登録技術
SGM軽量土工法の概要
SGMは、港湾・海洋環境を対象にした軽量土工法で、浚渫土や建設発生土にセメント等の固化材及び気泡や発泡ビーズの軽量化材を添加・混合することにより、一般的な地盤材料に比べて単位体積重量 8~13kN/m3の軽量かつ十分な強度を有する土木材料として安定した地盤をつくることができます。適切な密度や強度に調整できる地盤材料で、地盤の強化および圧密沈下量の低減等に有効です。
SGM軽量土の特長
- 軽量性
湿潤密度を8.0~13.0kN/m3の間で任意に設定が可能です。 - 強度特性
一軸圧縮強さ(qu=200~400kN/m2) - 流動性
ポンプ圧送のみで締固めることなく自由な形状に打ち込むことができます。 - 水中施工性
水中不分離性を有する配合設計が可能であり、周辺海域環境への影響を低いレベルに抑えて施工できます。
採用によるメリット
- 高含水比の浚渫土や建設発生土を原料として有効に活用できます。
- 堤体断面や矢板壁断面をコンパクトにできます。
- 耐震補強、護岸の嵩上げ、上載荷重の増加、増深などへの構造変更が比較的軽微な変更で可能となります。
- 既設盛土、構造物、埋設管など、近接構造物への影響を少なくできます。
SGM軽量土工法の用途
- 新設岸壁・護岸背後の裏込・埋立材料への利用

- 既設岸壁・護岸の補強及び機能向上への利用

- 水中埋戻し・軟弱地盤上の盛土への利用

配合例
水中打設配合の例
設計密度:1.15g/cm3、設計基準強度:200kN/m2
配合密度:1.10g/cm3、配合強度 :440kN/m2
| 使用原料土 | 原料土 | 調整水 | 添加材* | 膨潤水 | 固化材 | 起泡剤 | 希釈水 | 空気量 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| (kg/m3) | (kg/m3) | (kg/m3) | (kg/m3) | (kg/m3) | (kg/m3) | (kg/m3) | (L/m3) | ||
| 気泡 | 粘性土 | 334.4 | 655.4 | − | − | 100 | 0.522 | 9.720 | 194.4 |
| (WL=70%の場合) | |||||||||
| 砂質土 | 371.7 | 360.5 | 18.6 | 185.8 | 150 | 0.682 | 12.701 | 254.0 | |
SGM軽量土工法協会より引用
*砂質土における添加材とは、ベントナイトを示す
施工事例
矢板式岸壁の増深に伴う土圧軽減
仕 様 : γ=12kN/m3、qu28=200kN/m2
施工数 : ΣV=9,480m3(気中部 : 4,130m3 水中部 : 5,350m3)
配合仕様
使用土 : 現地掘削土
| 土粒子密度 (g/cm3) |
粒度組成(%) | 含水比 (%) |
液性 限界 (%) |
塑性 限界 (%) |
塑性 指数 Ip |
強熱 減量 (%) |
pH | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 礫 | 砂 | シルト | 粘土 | |||||||
| 2.661 | 0 | 12.5 | 49.8 | 37.7 | 106 | 79.5 | 46.8 | 32.7 | 8.5 | 8.6 |
配合表
(1m3当たり)
| 調整土 | 固化材スラリー | 気泡 | 密度 (g/cm3) |
|||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 乾燥土砂(kg) | 海水(kg) | 固化材(kg) | 海水(kg) | 気泡材(kg) | 希釈水(kg) | |
| 330 | 560 | 100 | 100 | 0.506 | 9.62 | 1.10 |
施工フロー図

工事写真

プラント全景

TS管路ミキサー

打設状況
