エクスフィル工法(超膨張性軽量充填材)
EXTRA EXPANSIVE AND LIGHT FILLING METHOD
エクスフィル工法の概要
エクスフィルは、打設後すぐに自己発泡し、充填部を確実に充填する工法です。
充填材は、発泡により軽量で気中や水中でも施工できるよう所定の比重を選べます。
発泡して固化したエクスフィル充填材の様子
主原料がセメント、水、発泡剤であり、これらを混練した液体を放置しておくと時間の経過とともに直径1mm程度の気泡が多数発生し、1.5~2倍に膨張した後、硬化します。
エクスフィル工法の特長
- 高い流動性
水と同程度の流動性です。とくに圧力をかけて圧送する必要はありません。
- ブリージング "ゼロ"
液体の状態から、徐々に発泡し、ケーキ状になり固まるので、ブリージングしません。
- 高い充填精度
複雑な断面をもつ空隙へも流入することが可能です。さらに空隙内で膨張することから、完全充填が可能です。

エクスフィル工法の施工法
セメントペーストに特殊な発泡剤を加え、ミキサーで混練します。

エクスフィル充填材仕様
| 充填材名 | 設計値 | |||
|---|---|---|---|---|
| 単位体積重量 | 一軸圧縮強さ | 膨張率 | ||
| γt (kN/m3) | qu28 (kN/m2) | ε (%) | ||
| 気中 | エアーエクスN | 7.0 | 1.000 | 180 |
| エアーエクスS | 8.5 | 3.000 | 190 | |
| 水中 | アクアエクス | 11.3 | 1.500 | 140 |
エクスフィル工法の用途
- 建物床下空洞充填
- 地盤沈下空洞充填
- トンネル背面側空洞充填
- 路面下の空洞充填
- シールド工法の充填・裏込め
- 共同溝、埋設管等の埋め戻し
- ライフライン等の廃管充填
- 急傾斜擁壁の裏込め
- 港湾・河川施設の裏込め
- 道路・河川岸盛土工事
- 建築基礎部の埋め戻し
ダムの補修
内部に滞留している水を排除しつつ、内部を完全に充填することが可能なため、ダムが灌水している状態であっても、コンクリートの劣化箇所を補修することができます。
地下壕・廃坑充填
近年の調査では、全国に約5,000箇所の防空壕が確認されています。
災害復旧
災害発生時には、短時間で高強度を発現するエクスフィル工法の特性を活かし、短期間でライフラインの確保や交通機関の復興を実現することが期待できます。

地震による路肩崩落

台風による路肩崩落

集中豪雨による路床崩落

豪雨による崖崩れ
施工実績
地盤沈下充填

1.地盤沈下を原因とした空隙の発生による
支持杭の露出

2.打設

3.必要に応じ、
コンクリート床を削孔し、注入

4.打設完了
地下壕充填

内部崩壊した危険な状態

土嚢で仕切り、打設

発泡

充填完了
